神戸 須磨区 休館中の宿泊施設で火事 80代男性と連絡取れず

19日夜、神戸市須磨区にある宿泊施設が全焼する火事があり、ここで暮らす80代の男性と連絡が取れていないということです。警察と消防は、20日朝から現場を確認し、火事の原因などを調べることにしています。

消防によりますと、19日午後6時半ごろ、神戸市須磨区西須磨にある宿泊施設「須磨観光ハウス」で「建物全体が燃えている」と近所の人などから通報が相次ぎました。

消防車など23台が出て、火はおよそ4時間後に消し止められ、地上2階、地下1階建ての宿泊施設1棟が全焼しました。

この宿泊施設は耐震工事のため休館していて、宿泊客はいなかったということです。

警察によりますと、現在、施設には経営する50代の夫と40代の妻それに、夫の80代の父親が3人で暮らしていて、火事のあと、父親と連絡が取れていないということです。

警察と消防は、20日朝から現場を確認し、火事の原因などを調べることにしています。

現場は山陽電車の須磨浦公園駅から北西におよそ200メートルの場所です。

須磨観光ハウスとは

ホームページや公式のSNSなどによりますと「須磨観光ハウス」は、神戸の迎賓館として昭和初期に建てられました。

宿泊施設のほかレストランとしても営業していましたが、耐震工事のため、2月から休業しているということです。