地震で被害の新潟市の中学校に生徒が自由に過ごせる「居場所」

能登半島地震で被害を受け校舎での授業ができない状態が続いている新潟市の中学校の生徒が、自由に過ごせる居場所が設けられ、友達とゲームやおしゃべりを楽しむ場所として活用されています。

新潟市西区の坂井輪中学校は能登半島地震で校舎や体育館が被害を受け、1、2年生は多くの科目をオンラインで、3年生は近くの小学校を借りて授業を受けています。

環境が大きく変わった生徒たちが自由に過ごせる居場所を設けようと、地元の新通南自治会は災害支援団体と協力して、自治会館の多目的室を月に2回ほど開放しています。

19日、20人ほどの生徒が集まり、卓球やゲームをしていました。

また、お菓子のつかみ取りも行われ、友達とおしゃべりしながら楽しい時間を過ごしていました。

生徒たちは「友達と会えるのでものすごくうれしい。学校が早く元に戻ってくれることを祈ってます」とか「久しぶりに会う友達もいるので楽しいです」などと話していました。

新通南自治会の廣井清隆会長は「友達と楽しく過ごす時間が必要だと思い企画した。どんどん人数も増えてきてにぎわっているので、やってよかったです」と話していました。