囲碁 仲邑菫三段 韓国棋院移籍前の国内最後の公式戦は白星

囲碁の女流タイトル獲得の最年少記録を持つ仲邑菫 三段(14)が韓国棋院へ移籍する前の最後の公式戦に臨み、国内での対局を白星で締めくくりました。

仲邑三段は5年前の2019年、当時、史上最年少となる10歳0か月でプロ棋士となり、去年、女流タイトル獲得の最年少記録となる13歳11か月で「女流棋聖」を獲得しました。

3月からはより高いレベルを目指して韓国棋院に「客員棋士」として移籍することが決まっていて、19日は東京の日本棋院で国内最後の公式戦に臨みました。

対局は午前10時に始まり、午後3時25分に170手までで仲邑三段が勝ち、国内での対局を白星で締めくくりました。

仲邑三段は「日本で最後の対局というのはあまり意識せずに、ふだんどおり打った。次に向けてよかったと思う」と振り返りました。

そのうえで「韓国ではもっと厳しくなると思うので、もっと努力して、強くて尊敬される棋士になりたい」と移籍への意気込みを語りました。

日本棋院によりますと、通算成績は164勝88敗で、15歳の誕生日を迎える3月2日付けで韓国棋院に移籍する予定です。