特産ホタテ SNSで発信を 海外インフルエンサーのツアー 北海道

中国が日本産の水産物の輸入停止を続ける中、北海道の豊浦町で、海外のインフルエンサーに特産のホタテについて知ってもらい、SNSで発信してもらおうと、ツアーが行われました。

JETRO=日本貿易振興機構が企画したこのツアーには、アメリカやオーストラリアなどのインフルエンサー、およそ20人が参加しました。

はじめに豊浦町の温泉施設で刺身やバター焼き、天ぷらなどさまざまなホタテ料理を味わってもらい、その安全性をPRしました。

続いて訪れた漁港では、観光協会の職員がこの地域のホタテの特徴や養殖の方法などについて説明しました。

ツアーの最後には、参加者が水槽の中の生きたホタテをさおで釣り上げる「ホタテ釣り」に挑戦し、SNSに投稿するため、写真や動画を熱心に撮影していました。

アメリカから来た男性は、「北海道で食べるホタテはいちばんおいしい。日本のよさを皆さんに広げていきたい」と話していました。

噴火湾とようら観光協会の田中博子事務局次長は、「豊浦のホタテのおいしさを世界の人に知ってもらい、自分たちの国に持ち帰ってほしい」と話していました。

一行は、今月24日まで日本に滞在し、札幌市のほか、宮城県や福島県などを訪問する予定です。