「災害査定」石川 輪島で開始 本格的復旧に向け工事費用を算定

能登半島地震で被害を受けた道路などの本格的な復旧に向けて、国が工事費用を算定する「災害査定」が19日から石川県輪島市で始まりました。

「災害査定」は、自然災害で被害を受けた道路や河川などの本格的な復旧工事を行う際に、国が負担する額を算定するために行われるものです。

19日は、国土交通省の担当者が市の中心部を通る市道を訪れ、市の職員などから今回の地震によって車道にひびが入ったり、歩道のブロックが壊れたりした箇所について説明を受けました。

国土交通省防災課の灰佐勇祐災害査定官は「災害査定は今後の本格的な復旧工事への大きな一歩になる。査定を効率的に進めることで早期の復旧に努めたい」と話していました。

「災害査定」は、20日から七尾市でも行われ、来週からは珠洲市や穴水町などでも実施する予定です。