林官房長官 ナワリヌイ氏死亡 “重大な関心持って状況注視”

ロシアでプーチン政権を批判し、刑務所に収監されていたナワリヌイ氏が死亡したことをめぐり、林官房長官は、G7=主要7か国がロシア側に死因を明らかにするよう求めたことに触れ、今後も重大な関心を持って状況を注視していく考えを示しました。

ロシアのプーチン政権への批判を続けた反体制派の指導者ナワリヌイ氏は今月16日に、収監されていた刑務所で死亡し、欧米各国からは、プーチン政権に責任があるなどと、批判の声が高まっています。

林官房長官は午前の記者会見で「今月17日のG7外相会合の後に議長国イタリアから発出された議長声明でも、ロシア側に対し、ナワリヌイ氏の死因を完全に明らかにするよう要求するとともに、市民的権利の不当な制限をやめるよう求めた。政府として引き続き重大な関心を持って状況を注視していく」と述べました。

そのうえで、ロシアに対し、制裁を含めた追加の対抗措置をとる考えがあるか問われ「今後の状況を踏まえつつ、ロシアのウクライナへの侵略をやめさせるために何が効果的かという観点から、引き続きG7をはじめとする国際社会と連携して対応する」と述べました。