アニー賞 「君たちはどう生きるか」が2つの賞に選ばれる

「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれるアニー賞の発表がアメリカのロサンゼルスで行われ、長編部門の絵コンテ賞とキャラクターアニメーション賞に宮崎駿 監督の「君たちはどう生きるか」が選ばれました。

今回で51回目となるアニー賞の発表と授賞式は17日、ロサンゼルスで行われ、各賞にノミネートされた作品の声優や制作陣がレッドカーペットを歩きました。

各賞の発表では、長編部門の絵コンテ賞とキャラクターアニメーション賞に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が選ばれました。

賞を受け取った作画監督の本田雄さんは「今、宮崎さんは退屈していると思うので、次の何かに取りかかってくれるでしょう。そのときは私も力になりたい」とスピーチし、会場から歓声と拍手があがりました。

最も権威があるとされる長編作品賞には「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」が選ばれ、ノミネートされていた「君たちはどう生きるか」と、新海誠 監督の「すずめの戸締まり」の受賞はなりませんでした。

また、アニメーションへの生涯を通じた貢献をたたえる特別賞に作曲家の久石譲さんが選ばれました。

このほか、テレビ・メディア部門では動画配信大手ネットフリックスのアニメ作品「BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ」が6つの賞に選ばれ、このうち、編集賞にエディターで千葉県出身の白砂由佳さんが選ばれました。