気温の高い状態 20日ごろにかけ続く見込み 雪崩などに十分注意

18日は全国的に気温が上がり、春を思わせる暖かさになったほか、東北などでは2月の最高気温を更新したところも相次ぎました。気温の高い状態は20日の火曜日ごろにかけて続く見込みで、積雪の多い地域では雪崩や雪どけによる土砂災害などに十分注意が必要です。

気象庁によりますと、高気圧の縁をまわって暖かい空気が南から流れ込んだため、18日は全国的に気温が上がりました。

日中の最高気温は
▽福岡市で21.9度
▽松江市で20.1度
▽大阪市で19.7度
▽東京の都心で18.8度と
春の陽気となりました。

また、東北や新潟県、北陸でも気温が上がり
▽福井県坂井市三国で20.9度
▽新潟県長岡市で20度ちょうど
▽秋田県横手市で16.3度などと
4月中旬から5月中旬なみの暖かさとなり、2月としての最高気温を更新したところが相次ぎました。

気温の高い状態は20日の火曜日ごろにかけて続き、19日の日中の最高気温は
▽福岡市や金沢市で21度
▽東京の都心で19度
▽青森市で18度
▽札幌市や北海道網走市で14度と予想されています。

特に北海道では平年を10度から15度前後も上回って、2月としては記録的な暖かさになるところもある見込みです。

一方、19日は前線が西日本付近にのびるため、九州や四国を中心に大気の状態が不安定になる見込みで、気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意を呼びかけています。

また、北海道や東北、新潟県などの積雪の多い地域では気温の上昇や雨の影響で雪どけが進むと予想され、雪崩や土砂災害、低い土地の浸水などに十分注意が必要です。