石川 七尾 温浴施設が約1か月半ぶりに営業再開 無料開放

能登半島地震の影響で3割余りの世帯で断水が続く石川県七尾市で、およそ1か月半ぶりに営業を再開した温浴施設が無料開放され、被災した人たちが久しぶりに入浴して疲れを癒やしました。

七尾市では地震の直後にほぼすべての世帯が断水し、いまも市内の3割余りにあたるおよそ6700世帯で断水が続いています。

市の郊外にある温浴施設「ほっとらんどNANAO」は配管が壊れるなどして休業が続いていましたが、修理が終わったため17日、およそ1か月半ぶりに営業を再開し、被災した人たちに無料で開放されました。

受付が始まる午前11時半には被災した人が次々と訪れ、係の人に希望の時間を伝えて整理券を受け取っていました。

そして時間が来ると首までお湯につかり日頃の疲れを癒やしていました。

1週間ぶりに入浴したという市内の70代の男性は「再開後の一番風呂で本当に気持ちいいです。まだ毎日とはいかないですが2日に1回くらいは入りたいです」と話していました。

この施設では2月28日まで無料開放を続ける予定だということで、和田内幸江総支配人は「地震の影響が大きく復旧に時間がかかったが、1日でも早く利用してもらいたいと思い再開しました。ここでゆっくり休んでもらえたらと思います」と話していました。