自民 小渕選対委員長 “政倫審の開催検討 国民から厳しい目”

自民党の小渕選挙対策委員長は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、国会では政治倫理審査会の開催に向けた検討が進んでいるとした上で、かつて自民党が政権を失った時と同様に、国民から厳しい目が向けられているとして、反省して党運営に取り組む考えを強調しました。

自民党の小渕選挙対策委員長は、大分県佐伯市で開かれた党の会合であいさつしました。

この中で小渕氏は、今回の問題を受けて、党が政治資金規正法の改正などを検討する作業チームを立ち上げたことや、安倍派と二階派の関係議員などに聴き取りを行ったことを説明するとともに「国会では政治倫理審査会の開催に向けて検討が進んでいる」と述べました。

そして「15年前の2009年に自民党が野党に転落した時と同様と言っていいほど、国民の厳しい目と批判があり、自民党の危機と言える。反省して襟を正して、日本を前に進めていくという強い責任感、使命感を持ってやっていきたい」と述べました。

一方、小渕氏は、次の衆議院選挙について「衆議院議員の4年の任期の半分がすぎ、常在戦場、いつ選挙があってもおかしくない。党にとって正念場の戦いだ」と述べた上で、まずは4月に行われる衆議院の3つの補欠選挙で勝利を収めたいという考えを示しました。