建築士らによる被災住宅の無料相談会 石川 志賀町

能登半島地震で被害を受けた住宅の修理の方法などについて建築士らに無料で相談できる会が石川県志賀町で開かれました。

相談会は、県内の建築士や住宅金融支援機構などで作る団体が志賀町の富来活性化センターと宝達志水町の町役場で開きました。

このうち志賀町の会場には次々と被災者が訪れ、70代の夫婦が「余震が起きると傾いた自宅が崩れて隣の家に被害を与えないか心配だ」と相談したのに対し、建築士は「傾いた家を支える工法がある」などと答えていました。

相談会は18日も開かれ、被害があった箇所の細部の写真や自宅を建てた時期の情報などがあれば、より詳しくアドバイスができるとしています。

相談に訪れた75歳の男性は「修理の際に出る補助金について話を聞きました。自治体の資料だけだとよくわからないので、相談できてほっとしました」と話していました。

相談に応じた1級建築士の田上茂さんは「『住み続けられるだろうか』という不安を少しでも取り除けるようにしたいと思っています。ぜひ足を運んでください」と話していました。

相談会は今月24日と25日にはかほく市と津幡町でも開かれます。