フィリピン外相 外務・防衛閣僚協議2+2 年内マニラ開催で調整

フィリピンのマナロ外相は、日本との間で2回目の開催となる外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2+2」を年内に首都マニラで開催する方向で日本側と調整していることを明らかにし、安全保障の分野での日本との連携強化に意欲を示しました。

フィリピンのマナロ外相は16日、日本メディアを集めて会見を開き日本とフィリピンの間で外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2+2」を、ことし後半にも首都マニラで開催する方向で日本側と調整していることを明らかにしました。

開催が実現すれば、おととし4月に東京で初めて行われた協議に続き2回目の開催となりますが、フィリピンのマルコス政権の下では初めての開催となります。

マナロ外相は協議の開催について「首脳レベルで合意した協力の詳細について話し合う非常に有意義なものになるだろう」と述べて、去年11月の首脳会談を踏まえて、安全保障や経済協力が議題になるとの見通しを示しました。

また、自衛隊とフィリピン軍が共同訓練を行う際などの対応をあらかじめ取り決めておく「円滑化協定」について「なるべく早く締結したい」と話し、南シナ海での中国との領有権問題を念頭に、安全保障の分野で日本との連携強化に意欲を示しました。