卓球団体世界選手権 女子日本代表 初戦でルクセンブルクに勝利

パリオリンピックの出場権をかけた卓球、団体の世界選手権が韓国で開幕し、女子の日本代表は、初戦でルクセンブルクに勝ち、順調な滑り出しを見せました。

卓球の世界選手権は、1年おきに個人戦と団体戦が交互に行われ、ことしは男女の団体戦が16日、韓国のプサン(釜山)で開幕しました。

男女各40チームが参加し、8つのグループにわかれたリーグ戦のあと、各グループの上位3チームによる決勝トーナメントが行われ、ベスト8に進出すればパリオリンピックの団体の出場権が獲得でき、シングルスの男女各2枠も確定します。

世界ランキング2位の女子の日本代表は、グループリーグの初戦で世界19位のルクセンブルクと対戦しました。

大会はシングルス5試合のうち、先に3勝したチームが勝者となる方式で、日本は1人目の早田ひな選手が、強化してきたバックハンドや強烈なフォアハンドで、さい先よくストレート勝ちしました。

2人目は、世界選手権初出場の15歳の張本美和選手で、相手の変則的な打球を得意とする60歳のベテラン選手相手に、第1ゲームをデュースの接戦の末奪うと、その後はサーブで主導権を握り、こちらもストレート勝ちしました。

3人目の平野美宇選手も、第1ゲームから6連続でポイントを奪うなど、相手を圧倒してストレート勝ちしました。

パリ大会の代表に内定している3人が、安定した力を発揮した日本は3対0で初戦を飾り、順調な滑り出しを見せました。

一方、男子の日本代表はグループリーグの初戦、対戦相手のナイジェリアが棄権したため不戦勝となりました。

大会は今月25日まで行われ、21日に男女ともベスト8進出をかけた試合が行われます。