能登半島地震影響 液状化被害 石川 富山 新潟 3県で1万件超か

能登半島地震の影響で石川 富山 新潟の3県では地盤の液状化による住宅の被害が1万件を超えるとみられることが、16日開かれた政府の復旧・復興支援本部で明らかになりました。
土砂災害は400件を超え、国は復旧などにあたる作業員の確保に向け支援を強化することにしています。

復旧・復興支援本部では能登半島地震の被害や国の支援策などが公表され、このうち、液状化による住宅の被害は石川 富山 新潟の3県で推定で1万件を超えることが国土交通省の調査で明らかになりました。

また、土砂災害は、会議のあとに情報が更新され、16日時点で3県で420件に上り、内訳は、▽石川県が389件、▽新潟県が18件、▽富山県が13件となっています。

一方、被災地の支援については、復旧などの工事を担う作業員の宿泊施設が不足していることを受けて、▽キャンピングカーを手配できる窓口や、▽駐車できる候補地、▽仮設の宿泊設備を設置できる場所などの情報を集約して業界団体に伝えるしくみを整えたということです。

また、中小の建設会社を支援するため、厚生労働省は、石川県内の工事現場で働く作業員の宿舎や休憩施設などを会社が借りる際に、200万円を上限に国が助成することを検討しています。