ダイハツの「ロッキー」など3車種の出荷停止指示解除 国交省

自動車メーカーの「ダイハツ工業」が国の認証を不正に取得していた問題で、国土交通省は16日、▽「ロッキー」のガソリン車、▽トヨタ自動車ブランドの「ライズ」のガソリン車、▽SUBARUブランドの「レックス」の3車種について、基準への適合が確認できたとして、出荷停止の指示を解除しました。これを受けて、ダイハツは滋賀工場での生産再開に向けて調整を進めることになりました。

ダイハツ工業による国の認証の不正取得問題を受けて、国土交通省は、順次、確認試験を進めていますが、16日、3車種で基準への適合を確認できたとして、出荷停止の指示を解除しました。

指示が解除されたのは、▽「ロッキー」のガソリン車、▽トヨタ自動車ブランドの「ライズ」のガソリン車、▽SUBARUブランドの「レックス」です。

これらの車種はこれまで滋賀県の滋賀工場で生産されていて、ダイハツは今後、部品メーカーや販売店と連携しながら生産再開の時期を検討するとしています。

会社では、3月1日まで滋賀工場での生産を停止する方針を示していて、再開はそれ以降になるということです。

また、国土交通省は、すでに生産を終了している、▽「ハイゼット」のカーゴタイプ、▽トヨタ自動車ブランドの「ピクシス バン」、▽SUBARUブランドの「サンバー」のバンタイプについても、基準への適合が確認できたと明らかにしました。

ただ、ダイハツの主力の軽自動車「タント」などについては、依然、生産再開の見通しが立っていません。