珠洲のコンビニ 約1か月半ぶり営業再開 能登半島地震で休業

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市では、コンビニエンスストアの一部の店舗が、およそ1か月半ぶりに営業を再開しました。

珠洲市内では、コンビニ大手の中では唯一「ファミリーマート」が4店舗を展開しています。

1月1日の地震が起きてからは、いずれの店舗も臨時休業が続いていましたが、「珠洲中央店」と「珠洲宝立町店」が16日から営業を再開しました。

このうち珠洲中央店では、およそ1か月半ぶりに弁当や菓子などが棚に並び、開店と同時に多くの人が訪れていました。

珠洲市内に住む40代の男性は、「気軽にサンドイッチなどを買えるようになったのは非常にありがたいです。今まで当たり前にあったコンビニの重要性に改めて気づかされました」と話していました。

珠洲中央店のオーナーの下孝典さんは、「営業再開を求める声を多くもらっていたので、地域の皆さんの笑顔を見ることができて非常にうれしかったです」と話していました。

ファミリーマートによりますと、16日営業を再開した2店舗では断水が続いていることから、店舗での加工や調理が必要な揚げ物などの商品については、まだ販売できないということです。

また、営業時間は当面、午前10時から午後6時までで、日によっては時間を変更するほか、日曜日は基本的に休業するということです。