千葉 館山 道の駅オープン 県内出身 前澤友作氏の寄付一部活用

千葉県館山市に新たに「道の駅」がオープンし、建設費の半分近くには県内出身の実業家、前澤友作氏から受けた寄付金の一部が活用されました。

16日オープンしたのは、道の駅「グリーンファーム館山」で、およそ100人が出席して記念の式典が行われました。

道の駅はおよそ2万3000平方メートルの広大な敷地に、野菜や果物の直売所やジビエ料理が味わえるレストランが設けられ、今後、収穫などを体験できる農園も整備されます。

館山市によりますと、施設の建設には総額7億6000万円ほどの費用がかかりましたが、このうち半分近くは、県内出身の実業家、前澤友作氏から4年ほど前にふるさと納税として寄付を受けた20億円の一部で賄ったということです。

16日はオープンの前から多くの人たちが列を作り、早速、買い物や食事を楽しむ姿が見られました。

南房総市から訪れた60代の女性は「広々として天井が高く、すてきだと思いました。いちごが好きなので、たくさん見て回ってしまいました」と話していました。

館山市の森正一市長は「前澤さんからの寄付金を活用させていただき、心からお礼を申し上げます。館山の『食のまちづくり』の拠点として、積極的に活用していきたい」と述べました。