上川外相 G20出席へ 中東情勢など日本の立場発信の考え

上川外務大臣は、来週、ブラジルで開催されるG20=主要20か国の外相会合に出席し、ロシアによるウクライナ侵攻や、中東情勢などについて、日本の立場や取り組みを発信していく考えを示しました。

上川外務大臣は、16日の閣議のあとの記者会見で、来週21日から2日間の日程で開かれるG20=主要20か国の外相会合に出席するため、ブラジルのリオデジャネイロを訪問することを発表しました。

上川大臣はまもなく2年となるロシアによるウクライナ侵攻について「G20の協力の基盤を揺るがす暴挙だ。ウクライナの平和を一日も早く実現することが急務であり、日本としても復旧・復興を力強く推進していくことを発信する」と述べました。

また、中東情勢についてもハマスなどのテロ攻撃を非難し、人質の即時解放を求めるとともに、ガザ地区での民間人の犠牲者も増加しているとして、人道的停戦の速やかな実現などを訴えることにしています。