確定申告の受け付け始まる “「e-Tax」積極的に利用を”国税庁

所得税などの確定申告の受け付けが16日から始まり、国税庁はオンラインで申告ができる「e-Tax」についても、積極的に利用してほしいと呼びかけています。

2023年分の所得税などの確定申告の受け付けは、16日から全国各地の税務署などで一斉に始まりました。

確定申告が必要なのは、個人で事業をしている人や年収が2000万円を超える会社員などです。

東京 港区にある品川税務署には、俳優の高橋英樹さんが妻の美恵子さんとともに訪れ、税務署の職員から説明を受けながらパソコンやスマートフォンで申告ができる「e-Tax」による手続きをしました。

国税庁によりますと、「e-Tax」は、税を納める人の利便性向上のためマイナンバー制度の専用サイトとの連携が強化されていて、医療費の控除や、給与の源泉徴収票のデータを自動的に反映させることもできるようになっています。

高橋さんは「『e-Tax』は簡単で便利なので多くの人に使ってもらい、早めに申告してもらいたい」と話していました。

確定申告の受け付けは、所得税と贈与税が来月15日までですが、国税庁は、能登半島地震の影響を考慮し、石川県と富山県では申告と納付の期間を延長することにしています。