立民 菅直人元首相 東日本大震災対応した当時の政権幹部に謝意

次の衆議院選挙に立候補しないことを表明している立憲民主党の菅直人元総理大臣を慰労する会が開かれ、東日本大震災と原発事故の対応にあたった当時の政権幹部に謝意を伝えました。

立憲民主党の菅直人元総理大臣は去年11月「若い人にもっとチャレンジしてほしい」などとして、次の衆議院選挙に立候補しないことを表明しました。

15日夜、東京都内のホテルで菅氏の慰労会が開かれ、菅政権で官房長官を務めた立憲民主党の枝野前代表や、経済産業大臣を務めた海江田衆議院副議長、それに北澤元防衛大臣らおよそ20人が集まりました。

この中で菅氏は総理大臣在任中に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故に触れた上で「ある意味で日本の危機だったが、みなさんよく頑張っていただいた」と述べ、対応にあたった当時の政権幹部に謝意を伝えたということです。

会合のあと、菅氏は記者団に対し「きょうの会合は当時、非常に頼もしい存在だった北澤氏がセットしてくれた。今の時代は時代としてそれぞれの立場で頑張ってもらいたいというのが私の気持ちだ」と述べました。