官房長官 拉致被害者救出求める知事の会メンバーと面会

北朝鮮による拉致問題をめぐり、林官房長官は被害者の救出を求める知事の会のメンバーと面会し、拉致問題は今なお被害者が自由を奪われている現在進行形の問題だとして、解決に向けて政府一丸となって取り組む考えを強調しました。

拉致問題を担当する林官房長官は15日午後、総理大臣官邸で「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」の新潟県の花角知事らと面会しました。

この中で花角知事は、一層の外交努力で事態を打開し、一刻も早く被害者救出のための協議を行うことや、拉致問題が解決しないかぎりは国交正常化や経済支援を行わないことなどを求める要望書を手渡しました。

これに対し、林官房長官は「拉致問題は歴史上の事件ではなく、今なお被害者が自由を奪われ、帰国できない状態が続いている現在進行形の問題だ。解決に向けて、政府一丸となって取り組んでいきたい」と述べました。

このあと、花角知事は記者団に対し「一日も早くすべての拉致被害者の帰国を実現するために、日朝協議の実現に全力を挙げて取り組んでもらいたい」と述べました。