「令和臨調」会合に超党派の国会議員 政治改革など議論へ

「令和臨調」の趣旨に賛同する超党派の国会議員が政治改革や社会保障、人口減少などの課題解決に向け議論を始めることになりました。
本格的な超党派の会議が社会課題に取り組むのは民間政治臨調以来30年ぶりとなります。

各界の有識者が参加する「令和国民会議」、通称「令和臨調」の会合が14日夜に開かれ、趣旨に賛同する与野党の国会議員でつくる「超党派会議」のメンバーおよそ60人も出席しました。

そして「超党派会議」の代表世話人、自民党の小渕選挙対策委員長が政治改革や社会保障、人口減少などに取り組む4つの部会を設けて、議論を始めることを明らかにしました。

小渕氏は「与野党の立場を超えて次の世代に何を残さなければならないのか、覚悟と責任、使命感を持って結論を導き出したい」と意欲を示しました。

また、社会保障などの部会の共同座長を務める立憲民主党の大串選挙対策委員長は「政治家が覚悟を示さなければならない分野であり、どれだけ努力して汗をかくかがカギだ」と述べました。

「令和臨調」によりますと、本格的な超党派の会議が社会課題に取り組むのは民間政治臨調以来30年ぶりだということで、4つの部会は1年ほどかけて議論し提言をとりまとめることにしています。