ソニーグループ 金融事業行う子会社を来年10月に上場へ

ソニーグループは、銀行や保険などの金融事業を行う子会社の成長を目指すとして、来年10月に上場させる計画を発表しました。

ソニーグループは去年5月、銀行や保険などの金融事業を行う子会社「ソニーフィナンシャルグループ」を、株式の上場を前提に分離する方針を明らかにしていました。

これについて会社は14日、来年10月にこの金融子会社を部分的に分離し、上場させる計画を発表しました。

ソニーグループが保有するソニーフィナンシャルグループの株式の80%余りを会社の株主に分配し、ソニーグループの保有比率を20%未満に引き下げたうえで上場する計画です。

金融子会社が独自に資金調達をできるようにすることで成長を目指す一方、主力のエンターテインメント事業やイメージセンサー事業を強化するねらいがあります。

ソニーグループの十時裕樹社長は14日の決算発表の会見で「金融事業は上場によってみずからリスクマネーを調達することができる。お互いにとってウィンウィンの結果を生み出すことを目指している」と述べました。