2次避難の人を対象 求人情報を提供 出張相談 石川 加賀市

能登半島地震で被災し2次避難している人たちを対象に、求人情報などを提供する出張相談が、14日、石川県加賀市で開かれました。

石川県と石川労働局が合同で開く出張相談は、今回の地震のあと初めてで、14日は加賀市の山代温泉にある2次避難所の旅館で行われました。

輪島市や珠洲市などから300人以上が避難していて、訪れた人たちは窓口の職員に対し、避難先の自治体で求人募集の情報があるのかや、失業給付を受けるための手続きなどについて相談していました。

石川労働局によりますと、地震を受けて1月はじめに特別に設けた相談窓口には、2月9日までのおよそ1か月間に転職などの相談が1800件ほど寄せられたということです。

窓口を訪れた54歳の女性は「自宅に住めなくなり輪島市の職場を辞めたので、雇用保険の相談に来ました。白山市に移り住む予定で、新しい仕事も探さなければならず、今は不安でいっぱいです」と話していました。

相談窓口は、2月15日は金沢市の「アパホテル金沢中央」で、2月20日には穴水町の「さわやか交流館プルート」で設けられます。