立民 泉代表 “トリガー条項”国民 玉木代表と会談 当面見送り

立憲民主党の泉代表はガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する「トリガー条項」をめぐり、今週中にも行うとしていた国民民主党の玉木代表との会談を当面、見送る考えを示しました。

「トリガー条項」の凍結解除を求めている国民民主党が自民・公明両党との協議を離脱したことを受けて、立憲民主党の泉代表は12日、今週中にも玉木代表と会談することを明らかにしました。

これについて、泉氏は国会内で記者団に対し、13日、玉木氏から電話があり、3年前に国民民主党が日本維新の会と共同で「トリガー条項」の凍結解除に向けた法案を提出した経緯があることを踏まえ、「日本維新の会とも話をしなければならず、すぐに立憲民主党と協議はしにくい」と伝えられたことを明らかにしました。

そのうえで、「今後の持ち方は決まっていない」と述べ、玉木氏との会談を当面、見送る考えを示しました。

一方、泉氏は「トリガー条項」の凍結解除の必要性は一致しているとして、今後の国民民主党と日本維新の会との調整などを踏まえ、対応を検討する意向を示しました。

国民 玉木代表“正式に決まっていない 『やるなら3党で』”

国民民主党の玉木代表は記者団に対し、「会談することが正式に決まっていなかったので、中止という認識ではない。ガソリン代を下げたいという思いは立憲民主党も日本維新の会も共有していると思うので、泉代表には『やるなら3党でやってみてはどうか』と申し上げた。われわれの今の案をブラッシュアップし、両党が受け入れられるような提案をしたい」と述べました。