NYダウ 一時700ドル超の大幅な値下がり 消費者物価指数発表で

13日のニューヨーク株式市場はアメリカの消費者物価指数の発表を受けて、金融引き締めが続くとの観測から売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、700ドルを超える大幅な値下がりとなりました。

13日のニューヨーク株式市場はこの日、発表されたアメリカの先月の消費者物価指数の伸びが市場予想を上回ったことを受けて、FRB=連邦準備制度理事会による金融引き締めが想定より続き、利下げの時期は後ろにずれるとの見方が広がりました。

このため、取り引き開始直後から売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、前日と比べて700ドルを超える大幅な値下がりとなりました。

終値は前日に比べて524ドル63セント安い、3万8272ドル75セントでした。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も前日に比べて1.8%の大幅な下落でした。

市場関係者は「FRBの利下げへの期待が強かっただけに、利下げの時期が後ろにずれることが景気に及ぼす影響を懸念する投資家が多い。ダウ平均株価が12日に史上最高値を更新していたこともあって、利益を確定する売り注文が膨らむ展開となった」と話しています。