イスラエル国防相 ラファへの攻撃強めていく考え強調

イスラエル軍が、ガザ地区南部のラファで空爆を伴う軍事作戦を行い、人質2人を救出したことを受けて、ガラント国防相は「われわれはどこであってもハマスを追い詰めて目的を達成する」と述べ、ラファへの攻撃を強めていく考えを強調しました。

イスラエル軍は12日、ガザ地区で最も南にあり、100万人以上が避難しているラファの中心部で、軍や警察の特殊部隊などが、ハマス側の人質となっていたイスラエル人の男性2人を救出したと発表しました。

作戦後、ガラント国防相は、警察の特殊部隊の隊員を訪問し、作戦への協力に感謝の意を示しました。

そのうえで、「ハマスはぜい弱だ。われわれは、どこであってもハマスを追い詰めることができる」と隊員を前に訴え、ラファへの攻撃を強め、人質の解放とともに、ハマスの壊滅を目指していく考えを改めて強調しました。

しかし、ラファでの救出作戦をめぐっては、イスラエル軍による激しい空爆や砲撃が行われ、ガザ地区の保健当局は、一連の攻撃で73人が死亡したとしています。

さらに、イスラエル軍はガザ地区中部や南部の、ほかの地域でも攻撃を繰り返しています。

現地のメディアは、南部ハンユニスの病院で燃料がなくなり、12日に治療中の少女が亡くなるなどの事態も起きていると伝えていて、ガザ地区の保健当局は、これまでに合わせて2万8473人が死亡したとしています。

イスラエル政府は、ラファを含めたガザ地区への軍事的圧力を続ける考えを強調していて、市民などの犠牲がさらに拡大するおそれが出ています。