被災地で保護されたペット 特徴などサイトに掲載 飼い主に

能登半島地震で被災した地域では避難した際にペットとはぐれたという相談が相次いでいることから、環境省と石川県は被災した地域で保護された犬や猫の写真や特徴などをWEBサイトに掲載し、飼い主に戻すための取り組みを始めました。

環境省と石川県によりますと、被災して避難する際にペットとはぐれてしまったなどの相談が、被災直後から県に相次いでいるということです。

一方、石川県の保健所の施設などでは保健所や民間団体などによって飼い主とはぐれたとみられる犬や猫が保護されていることから、環境省は石川県と共に保護した犬と猫の情報を掲載するサイトを開設しました。

サイトには、保護した犬と猫の写真や、保護した場所、現在預かっている団体の連絡先、それに引き渡しにかかる料金などが掲載されています。

料金は預かり先が石川県の保健所の場合、返還手数料4000円に加えて飼育日数かける400円としていますが、被災した飼い主に対しては減免措置を行うとしています。

伊藤環境大臣は13日の閣議後の記者会見で「これまでペットについては一時預かりや仮設住宅へ一緒に入居するなどの支援を行ってきたが、はぐれたペットの情報も被災した人たちにとって大事な情報として発信していく」と述べました。