NBA 渡邊雄太 移籍後初出場 今シーズン自身最多に並ぶ11得点

NBA=アメリカプロバスケットボールで今月、サンズからグリズリーズに移籍した渡邊雄太選手が、12日のペリカンズ戦に移籍後、初めて出場し、今シーズン、自身最多に並ぶ11得点を挙げました。

渡邊選手はシーズン途中の今月、サンズから2018年にNBAデビューを果たした古巣のグリズリーズにトレードで移籍し、12日、本拠地のメンフィスで行われたペリカンズ戦に第1クオーターの途中から移籍後、初めて出場しました。

前半はリバウンド1つをマークしただけで、スリーポイント3本を含む4本のシュートを打ちましたがいずれも決まりませんでした。

その後第3クオーターの終盤にドリブルで持ち込んでこの試合初得点を挙げ、さらにスリーポイントシュートも成功させました。

第4クオーターは11分余り出場して6得点を挙げ、この試合合わせて25分プレーして今シーズン、自身最多に並ぶ11得点を挙げました。

渡邊選手はリバウンドとスティールが2つずつ、アシストも1つマークするなど攻守で存在感を示しましたが、試合は87対96で敗れ、古巣の復帰初戦を勝利で飾ることはできませんでした。

グリズリーズは9連敗で通算成績は18勝36敗です。

渡邊「スリーポイント以外は100点」

渡邊雄太選手は古巣のグリズリーズに移籍後初出場を果たし、試合に敗れたものの守備で相手の主力を粘り強く抑え攻撃では得意のスリーポイントシュートなどで終盤の追い上げに貢献しました。

試合後の取材に応じた渡邊選手は「これから出場時間を勝ち取っていかないといけないなか、前半、硬くなってしまったが、後半は楽しもうと思って入ることができた。試合の流れを変えるきっかけの1人になれたことは大きいと思う。次につながる試合になった」と話し、手応えを感じている様子でした。

そして「守備で1対1でやられた場面はなかったと思う」としたうえで「ふだんは自分に厳しくしているが、きょうは少し甘めに、スリーポイント以外は100点をあげていいと思う」と笑顔を見せていました。

そして「今はもうこのチームが勝つために何をするのかを第一に考えてやっている。自分はもう一度この世界でしっかりやっていけると思っているので、これからが楽しみだ」と前を向いていました。