季節外れの暖かさ スキー場 今週末にも営業休止か 新潟 上越

この冬、降雪量が少ない影響で新潟県上越市では雪不足となっているスキー場もあり、管理する市は13日からの季節外れの暖かさでさらに雪が減った場合、早ければ今週末にも営業を休止する可能性があるとしています。

上越市にある金谷山スキー場は、明治44年に当時のオーストリア・ハンガリー帝国の軍人が日本に初めてスキー術を伝えた「スキー発祥の地」として知られています。

このスキー場はこの冬、雪不足に悩まされていて、今シーズンは例年より2週間ほど遅い1月28日にようやくオープンしました。

しかし、その後も降雪量が少ない状況が続き現在の積雪の深さは50センチほどでオープンの目安より20センチほど少なくなっています。

さらに、13日は上越市でも最高気温が14.3度と4月上旬並みの暖かさとなり、ゲレンデの一部は雪がとけて土が見えている所もありました。

今シーズン、このスキー場は3月10日まで営業する予定ですが、管理する市はこの暖かさでさらに雪が減った場合、早ければ今週末にも営業を休止する可能性があるとしています。

金谷山管理事務所の磯貝颯さんは「雪が溶けやすくなるので、気温が上がらないでほしいです。天候には逆らえないですが、少しでも長く営業できるように頑張っていきたいです」と話していました。