【DeNA キャンプ】ルーキー松本凌人 フォーム意識した投球練習

プロ野球、DeNAの沖縄県宜野湾市でのキャンプは、第3クール最終日。ドラフト2位で入団したルーキーの松本凌人投手がブルペンでの投球練習でフォームのバランスを意識したピッチングを行いました。

名城大学からドラフト2位で入団した松本投手は、2段モーション気味に踏み出し足の左足を上げて体に勢いをつけながら最速153キロのストレートとスライダー、スプリットなどを投げ込む右投げのサイドスローです。

11日に行われた実戦形式のシートバッティングでは、初めてプロのバッターと対戦し、2021年に28本のホームランを打ったオースティン選手に対し、ストレートで押し込んでセカンドゴロに打ち取るなど、6人を相手にヒット性の当たりは1本、最速は149キロと持ち味を発揮しました。

第3クール最終日の13日、ブルペンに入った松本投手は、座ったキャッチャーを相手に、3球目から審判も入る中、投球フォームのバランスを意識しながらストレートや、曲がり幅がおよそ40センチに達する変化の大きい持ち味のスライダーなど、32球を投げました。

松本投手は、試合ではストライクゾーンに強い球を投げることを意識しているということですが、ブルペンでは、投球フォームの動作を確認することを重視しているということで、時折、リリースポイントの手首の角度が地面の方向に落ちていないか確かめるしぐさを見せていました。

また、21球目からは、ランナーが一塁にいる想定をキャッチャーに伝えたうえで、セットポジションで投げ込み、15日に登板予定の日本ハムとの練習試合に向けて準備を進めていました。

松本投手は「出力も上がってきて、いい状態になってきている。対外試合では緊張して力むと思うが、今、自分の持っているものを出すことができればいいなと思う」と話していました。