イスラエル 人質救出の映像公開 圧力強化での救出をアピールか

イスラエル軍はガザ地区南部のラファで人質2人を救出する際の映像を公開しました。イスラエル政府としてはラファへの地上作戦を行う構えを示す中、イスラム組織ハマスへの軍事的圧力を強めることが人質の解放につながるとアピールするねらいもあるとみられています。

イスラエル軍は12日、ガザ地区で最も南にあり100万人以上が避難しているラファの中心部で夜間に空爆を伴う作戦を行い、軍や警察の特殊部隊などがハマス側の人質となっていたイスラエル人の男性2人を救出したと発表しました。

一方、中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどは、イスラエル軍が人質の救出を行った12日未明にラファでイスラエル軍による激しい空爆や砲撃があったと伝えています。

ガザ地区の保健当局は、一連の攻撃で67人が死亡し、これまでに合わせて2万8340人が死亡したとしています。

こうした中、イスラエル軍は人質の男性2人を救出した際の映像を公開しました。

映像では、イスラエル軍や警察の特殊部隊とみられる部隊が建物に突入していく様子や、救出作戦を遂行するためだとして別の建物に空爆を行う様子もうつされています。

また、ネタニヤフ首相は12日、救出にあたった警察の特殊部隊を訪問し「2人の人質の解放はイスラエル史上最も成功した救出作戦の一つである」と成果を強調しました。

イスラエル政府としてはハマスへの軍事的圧力を強めることが人質の解放につながると強くアピールするねらいもあるとみられます。