宮城野親方主催の少年相撲大会 被災した石川県チームも奮闘

元横綱 白鵬の宮城野親方が主催する少年相撲大会が開かれ、能登半島地震で被災した石川県のチームも参加し奮闘する姿を見せました。

「白鵬杯」と名付けられたこの少年相撲大会は、相撲の普及と発展につなげようと、元横綱 白鵬の宮城野親方が始めたもので、今回で14回目となります。

東京 両国の国技館で行われた大会には、国内外からおよそ1100人が参加し、能登半島地震で被災した石川県からも5チームが参加しました。

このうち、小学6年生の部には震度7の揺れを観測した石川県志賀町の林大輝さんが参加しました。

自宅が断水の被害を受け、およそ2週間前に練習を再開したという林さんは、2回戦で得意の投げ技を出そうと奮闘しましたが、最後はまわしを取られて「寄り切り」で敗れました。

林さんは「参加できたのは宮城野親方の応援のおかげなので、感謝しているし、チームみんなで来られてよかった。悔しいですが、この経験を将来に生かしていきたい」と話していました。

また、会場では宮城野親方がみずから募金活動を行って来場者に被災地への支援を呼びかけていました。

宮城野親方は「被災した子どもたちの中に相撲をやっている子どもたちがたくさんいると言うことを聞いていた。大変なことを忘れて安心して大会に臨んでもらえれば成功だと思う」と話していました。