能登町 避難所に“移動美容室” カットやシャンプーのサービス

能登半島地震で被災した人たちを支援しようと、美容師らが、シャンプー台が備え付けられたトラックで石川県能登町の避難所を訪問し、ヘアカットやシャンプーのサービスを行いました。

能登町で避難所として使われている柳田小学校を訪れたのは、石川県や富山県の美容師らおよそ10人です。

このうち輪島市出身の山本ゆかさんは、シャンプー台や鏡が備え付けられたトラックで県内を回る「移動美容室」を開いていて、12日は避難所に臨時オープンしました。

トラックには避難者や近所の住民が次々と訪れ、山本さんたちは無償で、手早く髪を切ったり、タンクの水を使って丁寧に洗ったりしていました。

美容室を利用した小学6年生の男の子は「髪を切ってもらって、すっきりしました。頭が軽くなりました」と話していました。

また、70代の男性は「自衛隊のお風呂に3日に1回くらい入って髪を洗っていますが、プロに洗ってもらって気持ちよかったです」と満足そうでした。

山本さんは「震災が起きてから力になりたいと思っていました。今後どうしようかと思い悩むことが多いと思いますが、少しでもリフレッシュしてほしいです」と話していました。