東京 府中 信金職員殺害事件 まもなく19年 情報提供呼びかけ

東京 府中市の信用金庫の駐車場で職員の男性が殺害された事件から、まもなく19年となるのを前に、遺族や警視庁の捜査員が現場で情報提供を呼びかけました。

平成17年2月14日の深夜、東京 府中市の多摩中央信用金庫、現在の多摩信用金庫府中支店の駐車場で、営業課長の後藤博樹さん(当時39)が男に包丁で腹などを刺されて殺害されました。

事件からまもなく19年となる12日、母親のリウさんなど家族が警視庁の捜査員と現場を訪れ、事件の早期解決を願って花を手向けました。

そして、リウさんは、通りかかった人たちに「どんな情報でもお寄せください」などと声をかけながら、情報提供を呼びかけるチラシの入ったティッシュを配りました。

警視庁はこれまでに捜査員のべおよそ6万人を投入して捜査していますが、容疑者の特定には至っていません。

警視庁によりますと、逃げた男は、▽20歳から40歳くらいのやせ型で、▽身長が1メートル70センチから1メートル80センチほどだということです。

警視庁は、男が後藤さんともみ合った際に現場に落としたとみられる腕時計などの写真をホームページで公開しています。

リウさんは「ことしでこの活動が最後になるよう、一日でも早く犯人が捕まって息子が安らかに眠れる日が来ることを願っています」と話していました。

情報は、府中警察署の捜査本部で受け付けています。

電話番号は、042-360-0110です。