女子相撲大会が都内で初開催 元横綱 白鵬の宮城野親方が支援

大相撲の元横綱 白鵬の宮城野親方が支援する女子相撲の大会が都内で初めて開かれ、能登半島地震の被災地、石川県の選手も出場して会場をわかせました。

「ドリームガールズ杯」と名付けられたこの大会は女子相撲の普及につなげようと今回、初めて開かれたものです。

東京 墨田区の会場には全国の小学生から高校生まで、およそ200人が集まり、能登半島地震で震度7の揺れを観測した石川県志賀町からは中学3年生の藤嶋由菜さんが参加しました。

藤嶋さんは、地震で自宅が断水するなどの被害を受けたということで試合の前には「被災したあとも、地域の方のサポートのおかげでこうして相撲を続けることができた。少しでも勇気と笑顔を届けたい」と力強く選手宣誓しました。

そして、試合では前に出て相手のまわしをとるなど力強い相撲を見せて会場をわかせ、中学生重量級の部で準優勝を果たしました。

大会には元横綱 白鵬の宮城野親方が応援サポーターという立場で関わっていて、拍手を送りながら選手たちの戦いぶりを見守っていました。

宮城野親方は「男子に負けないような迫力がある相撲だった。これだけ全国から集まった女子の大会というのもなかったと思う。毎年続けていきたい」と話していました。