大相撲 元関脇 逸ノ城の断髪式 ファンや関係者が引退惜しむ

大相撲の元関脇で幕内での優勝経験がある逸ノ城の断髪式が都内で行われ、ファンや関係者が引退を惜しみました。

逸ノ城はモンゴル出身の30歳で、身長1メートル91センチ、体重219キロの角界屈指の体格を生かした四つ相撲を持ち味におととしの名古屋場所で初優勝を果たしました。

しかし、長年苦しんだ腰のけがを理由に去年の夏場所前に引退し、11日、東京都内のホテルで断髪式を行いました。

式ではSNSで応募したファンなどに加えてモンゴルから駆けつけた両親など、400人余りがはさみを入れました。

最後は会場から沸いた「逸ノ城」という歓声に涙をこらえきれない中、母校の鳥取城北高校で相撲部の総監督を務める石浦外喜義校長が大たぶさを切り落とし、およそ9年の力士人生に別れを告げました。

整髪中に取材に応じた逸ノ城は「いい断髪式ができてよかった。皆さんが『逸ノ城』と呼んでくれたので、これが最後かと思って涙が我慢できなかった」と話しました。

また、これまでの力士人生について「横綱にも勝って、優勝もできて、自分の中で新しいページを開けている感じだった」と振り返りました。

引退後、日本相撲協会には残っていない逸ノ城は今後について「断髪式だけに集中してきたので、これから考えたい」と話していました。