【西武 キャンプ】臨時コーチの松坂大輔さん 武内を高く評価

宮崎県日南市で行われているプロ野球、西武のキャンプにチームのOBで日米通算170勝をあげるなど活躍した松坂大輔さんが2年連続で臨時コーチとして参加し、ドラフト1位で入団した武内夏暉投手を高く評価しました。

西武のキャンプは第2クール初日の11日、「平成の怪物」と呼ばれたチームのOBで、日米通算170勝をあげた松坂さんが2年連続で臨時の投手コーチとして合流しました。

練習の冒頭、松坂さんは選手たちに「ピッチャーをメインに見ていくことになるが、気がついた部分があったら伝えていきたい。もちろん直接聞いてくれてもかまわない」とあいさつしました。

このあと、松坂さんは早速ブルペンに移動し、ドラフト1位で入団した武内投手のピッチングを斜め後ろからじっくりと見て、時折、うなずく様子も見られました。

このキャンプで3回目のブルペンに入った武内投手は、これまでと同じように速球や変化球を織り交ぜつつ、実戦を意識してバッターを立たせて57球を投げ、終了後は松坂さんと5分以上にわたって意見交換しました。

松坂さんは「キャッチャーを立たせた状態で投げている時点で『このピッチャーはいいな』とまず思った。ストレートの角度がすばらしく見ていてタイミングが取りづらいフォームなのかなと感じた」と最初の印象を話したうえで、「個人的には楽しみしかない。けがなく開幕を迎えてほしいし松井監督がどう思っているか分からないが僕はあのボールを見たら当然、開幕からローテーションに入ってくるピッチャーだと思う」と絶賛しました。

武内投手は「とてもオーラがあったが、話しかけるとすごく話しやすくて気さくだった。たくさんほめてもらったが、プロの打者を相手にやってからが大事だといわれたので、まずは実戦で投げることを目標に頑張りたい」と意気込みを話しました。

松坂さんは、第2クールが終了する今月14日まで西武の臨時コーチを務める予定です。