「いすー1グランプリ」事務用いすで走行距離競う 熊本 南関町

熊本県南関町の商店街で、車輪が付いた事務用のいすに座って制限時間内に走った距離を競う「いすー1グランプリ」という大会が開かれました。

この催しは、街ににぎわいをつくろうと地元の商店街の人たちなどが企画し、地元のほか東京や福岡などから27チームが参加しました。

レースは、商店街の道路を通行止めにして設けられた1周およそ200メートルのコースを使って行われ、3人1組のチームが交代で車輪の付いた事務用のいすに座り、2時間で走った距離を競いました。

コースには坂や曲がり角が何か所もあり、曲がりきれずに転倒する人なども見られました。

優勝は、111周した京都の運輸会社のチームで地元産の米90キロと新しいいすが贈られました。

参加した熊本市の20代の男性は「慣れるまで足が痛くてきつかったですが、後半になるにつれ疲れを忘れるくらい楽しくなりました」と話していました。

また、家族の応援に訪れた30代の女性は「想像以上にスピード感があって驚きました。楽しかったです」と話していました。