イスラエル首相 “ラファで地上作戦”強調 懸念の声高まる

イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカのテレビ局のインタビューに対し「ラファへの攻撃を行う」と述べ、ガザ地区の最も南にあるラファで地上作戦を行う姿勢を改めて強調しました。100万人以上が密集しているとされるラファへの攻撃が強まればさらなる犠牲は避けられず、国際社会からの懸念の声が高まっています。

イスラエル軍は、イスラム組織ハマスの重要拠点があるとして、ガザ地区の最も南にあるラファへの集中的な攻撃の必要性を訴えていて、ネタニヤフ首相も軍に対し、住民の避難とハマスの部隊の壊滅を両立させる計画を策定するよう命じています。

ネタニヤフ首相はアメリカのABCテレビのインタビューに応じ、11日その内容がウェブサイトに掲載されました。

この中でネタニヤフ首相は「ハマスの最後のとりでとなるラファへの攻撃を行う。そうすべきではないという主張は、イスラエルに戦争に負けろと言っているに等しい」と述べ、ラファで地上作戦を行う姿勢を改めて強調しました。

そのうえで「民間人が退避できるよう安全な避難路を提供する」として、民間人の犠牲を減らすための措置を行うと主張しました。

パレスチナの地元メディアは11日、ラファ郊外でイスラエル軍による空爆があり、住民25人が死亡したと伝えていて、ガザ地区の保健当局はこれまでに2万8176人が死亡したと発表しています。

ガザ地区全土から大勢の住民が逃れているため、100万人以上が密集しているとされるラファへの攻撃が強まればさらなる犠牲は避けられず、国際社会からの懸念の声が高まっています。