石川と富山の受験生支援 ビジネスホテルが宿泊代金を無料に

能登半島地震で被災した受験生を支援しようと、全国に展開しているビジネスホテルが石川県と富山県の受験生の宿泊代金を無料にするサービスを行っています。

このサービスを提供しているのは大阪に本社があり、現在、国内で172の店舗を展開するビジネスホテルの全国チェーン「スーパーホテル」です。

能登半島地震で被災した受験生に、心身を十分に休めて受験当日に臨んでもらおうと、宿泊代金を無料にすることにしました。

対象は石川県と富山県に住む受験生と同行する保護者で、大学だけでなく、すべての学校の受験を対象にするということです。

サービスは来月31日まで全国すべての系列店で利用でき、チェックインの際、受験票を提示すれば無料で宿泊できるということです。

ホテル側は「2次避難所として被災者の受け入れを行っていますが、さらに支援できないかと思い、このサービスを考えました。料金を気にせず勉強に集中し、余裕を持って受験できるよう利用してほしい」としています。

被災地の受験生たちを支援しようという動きは広がっていて、一部の私立大学では自宅が被災した生徒の受験料を無料にしたり、入学料や授業料などを減免したりする方針を打ち出しています。