石川 輪島 入浴施設への日帰りバス運行がスタート

能登半島地震の影響で断水が続く石川県輪島市で、湯船につかって入浴ができる施設まで日帰りで行けるバスの運行が11日から始まりました。

石川県輪島市では、能登半島地震の影響で発生から1か月以上たった今も市内全域のおよそ1万戸で断水していて、自衛隊などの入浴支援はあるものの、かけ湯が中心で湯船につかるのが難しい状況が続いています。

こうした中、石川県は11日から輪島市の被災者が羽咋市の大きな湯船がある施設へ日帰りで行けるよう無料のバスの運行を始めました。

午前9時前に出発場所の輪島市町野町にある東陽中学校には、事前に予約をした4人が着替えなどを持ってバスに乗り込みました。

80代の男性は、「湯船に入るのは4日ぶりです。きょうは天気がよいし楽しみにして来ました」と話していました。

50代の女性は「自宅の断水が解消するのはもう少しかかると言われています。毎日入っていたお風呂に今は入れない状況なのでつくづく水は大切だなと実感しています」と話していました。

県によりますと、このバスは今月22日まで、毎週日曜日、火曜日、木曜日に出発場所を変えて一日1便運行するということです。

申し込みは先着順で、電話番号076-248-1455で、毎日午前10時から午後6時まで受け付けていますが、利用したい日が決まれば、前日の午後3時までに予約をとってほしいとしています。

加賀市 歯科医師らが口の中を清潔に保つよう呼びかけ

避難所での避難生活が長引くとストレスや食事の変化から歯磨きなど口の中のケアがおろそかになり、感染症のリスクが高まるとして、石川県加賀市の2次避難所で地元の歯科医師らが口の中を清潔に保つよう呼びかけました。

2次避難所になっている加賀市の旅館では11日、地元の医師会の歯科医師4人が歯と口の相談会を開きました。

歯科医師はまず避難している人たちに、口の中で気になるところや歯磨きの状況などを聞き取りました。

そして、避難生活が長引くと慣れない環境のストレスや食事の変化などで虫歯が悪化しやすくなることや、歯を食いしばって歯の状態が悪くなることがあることなどを説明しながらひとりひとりの口の中を確認し、歯磨きの大切さを呼びかけていました。

輪島市から避難している60代の女性は、「1次避難所では数日、歯を磨けないこともありましたが、久しぶりに先生に診てもらえました。ストレスで歯を食いしばる癖があることを教えてもらえてよかったです」と話していました。

加賀歯科医師会の鈴木一会長は、「口のケアを怠ると、誤えん性肺炎やインフルエンザにもつながります。食事のあとは歯を磨くということを心がけてもらいたいです」と話しています。