西~東日本 12日にかけ大気不安定 東京23区でも雪積もるか

上空の寒気の影響で、西日本や東日本で12日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、それに急な強い雨に注意するよう呼びかけています。

関東甲信では12日昼前にかけては平野部でも雪が積もり、東京23区を含めてうっすらと積もるところがある見込みで、交通への影響や路面の凍結に注意が必要です。

気象庁によりますと、西日本から東日本の上空およそ5500メートルにマイナス30度以下の強い寒気が流れ込んでいる影響で、近畿や北陸などを中心に大気の状態が不安定になっています。

西日本では12日朝にかけて、東日本では12日昼前にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、局地的に雨雲が発達するおそれがあります。

気象庁は、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうや急な強い雨に注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が強く吹いたり雷の音が聞こえたりして、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に移動するなど安全を確保するよう心がけてください。

能登半島地震の被災地では風で飛ばされやすいものがそのままになっているところもあり、復旧作業をしたり近くを通ったりする際は注意してください。

また、地震で地盤が緩んでいるため、少ない雨でも土砂災害が起きるおそれがあり、注意が必要です。

東京23区含め関東平野部で積雪も

気象庁によりますと、関東甲信では12日にかけて上空およそ5500メートルにマイナス30度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。

このため、12日昼前にかけて関東の沿岸部と伊豆諸島を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込みで、局地的に雷雲が発達するおそれがあります。

気象庁は、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうや急な強い雨に注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が強く吹いたり雷の音が聞こえたりして、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に移動するなど安全を確保するよう心がけてください。

また、11日夜以降冷え込みが強まる影響で、12日昼前にかけては関東の平野部でも積雪となり、東京23区を含めてうっすらと積もるところがある見込みです。

12日夕方までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、
▽箱根から多摩地方や秩父地方にかけてで5センチ
▽関東北部の山地で3センチ
▽関東北部の平地で2センチ
▽関東南部の平地で1センチ
と予想されています。

最新の気象情報や交通情報を確認し、外出する際は交通への影響や路面の凍結に注意してください。