長崎ランタンフェスティバル 高さ10m 龍のオブジェの点灯式

中国の旧正月「春節」にあわせて開幕し、およそ1万5000個のランタンなどが長崎の街を彩る「ランタンフェスティバル」で10日、メインオブジェの点灯式が行われました。

「長崎ランタンフェスティバル」は、古くから海外との交流が盛んだった長崎で「春節」に合わせて開かれ、長崎の冬の風物詩となっています。

ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を経て4年ぶりに通常の規模での開催となり、2日目の10日は長崎市の湊公園でメインオブジェの点灯式が行われました。

式では、催しの実行委員会の森拓二郎会長が「能登半島地震の被災地の復興を願います」と述べたうえで「4年ぶりの通常開催を存分に楽しんでください」とあいさつしました。

そしてカウントダウンが行われ、午後6時すぎにメインオブジェやランタンに一斉に明かりがともりました。

メインオブジェはことしの干支の「たつ」にちなみ、こいが波を飛び越えて龍になる様子を表現していて、高さが10メートル、幅が4.5メートルあります。

訪れた人たちは幻想的な雰囲気の中、色鮮やかなオブジェを眺めたり撮影したりして楽しんでいました。

「長崎ランタンフェスティバル」は、今月25日までの17日間開かれ、実行委員会は、期間中過去最多の136万人の集客を見込んでいます。