被災した子どもたちとお菓子づくり企画 石川 能登

能登半島地震で被災した子どもたちにお菓子づくりを楽しんでもらおうという取り組みが石川県能登町の高校で行われました。

能登町の能登高校は、今回の地震のあと被災した子どもたちの遊び場として施設の一角が利用されていて、9日は遊び場を運営するスタッフや地元の料理人などがお菓子づくりを企画しました。

高校の調理室には、ふだんから遊びに来ている小学生やボランティアの高校生など30人余りが集まり、クレープを作りました。

子どもたちは2人の料理人が焼いたクレープの生地にバナナやいちごを思い思いにトッピングして口いっぱいにほおばっていました。

また、別のお菓子を料理人たちがバーナーを使って焼き目をつけて仕上げると、子どもたちは興味深そうに見つめていました。

参加した小学6年生の男の子は「おいしかったです。地震があった中で、こういう活動があると頑張ろうと思えます」と話していました。

企画した町内に住む料理人のベン・フラットさんは「楽しそうに作って笑っている顔を見ることができてうれしかったです」と話していました。