【巨人 キャンプ】臨時コーチに松井秀喜さん“刺激になれば”

プロ野球・巨人のキャンプで6年ぶりに臨時コーチを務めるOBの松井秀喜さんが9日、キャンプ地の宮崎市に入り「優勝という目標に向けて背中を押せるような刺激になればいい」と抱負を述べました。

巨人や大リーグ・ヤンキースなどで活躍した松井さんは、ともに巨人で2年間プレーした阿部慎之助監督のもと2年連続4位から巻き返しを図る巨人のキャンプで6年ぶりに臨時コーチを務めます。

10日の第3クール初日を前にキャンプ地の宮崎市に入った松井さんは報道陣の取材に応じ「阿部監督から直接『もしお時間があればぜひ』という話だったので時間を作ってきました。必要ないと思いましたが、彼とは一緒にプレーもしたし、今でも声をかけてくれるのは素直にうれしいですね」と臨時コーチを引き受けたいきさつを話しました。

指導を行う期間は10日から13日までの4日間で「選手全員が気になるし、すべての選手をしっかり見たい。ジャイアンツの目標は優勝以外ない。優勝という目標に選手とチーム全体が向かう中で何か背中を押せるような、ちょっとした刺激になればいいと思います」と抱負を述べました。

一方、石川県能美市出身の松井さんは能登半島地震を受けて義援金を送っていて「小さいときから見ていた景色が変わってしまいショックを受けています。これから街も人も立ち上がり、復興していく皆様の前を向いていく姿というのを私も県民の1人として応援していきたい」と話していました。