静岡 小学校教諭が児童3人に土下座させる 教育委は対応を検討

先月、静岡市の小学校で、宿題を忘れた児童に担任の教諭が「提出期限を延ばしてほしいなら、土下座でもして」などと言って3人に土下座をさせていたことが分かりました。市の教育委員会は、不適切な指導だとして学校などへの対応を検討しています。

静岡市教育委員会などによりますと、先月下旬、清水区の市立清水庵原小学校で、授業後の「帰りの会」の際、宿題を忘れた複数の児童に対し担任の女性教諭が「提出期限を延ばしてほしいなら、土下座でもしてお願いしにおいで」と発言し、3人の児童が放課後に教諭やほかの児童の前で正座し、「お願いします」と言いながら土下座したということです。

4日後に保護者からの相談で発覚し、担任の教諭は教育委員会の聞き取りに対し、「不適切なことばで指導してしまい、反省している」と話しているということです。

学校は今月4日、緊急の保護者会を開いて校長と教諭が謝罪したということです。

教育委員会は子どもに不安を与える不適切な指導だと判断し、学校などへの対応を検討しています。

静岡市教育委員会の赤堀文宣教育長は「不適切なことばを使って指導したことは遺憾で重く受け止めている。今後は子どもに寄り添った指導によりいっそう努めたい」とコメントしています。