“保育施設での睡眠中の子ども安全対策徹底を” 加藤こども相

去年12月に東京 世田谷区の保育施設で生後4か月の男の子が死亡したことを受け、加藤こども政策担当大臣は、再発を防ぐため、全国の自治体に対し、所管する保育施設などでの睡眠中の安全対策を徹底するよう求めていく考えを示しました。

亡くなった男の子が利用していた東京 世田谷区の認可外保育施設では、乳児をうつぶせで寝かせることがあったほか、子どもの顔色や呼吸の状態をきめ細かく観察していないなど、配慮が不十分だったことが、区の調査で明らかになっています。

加藤こども政策担当大臣は9日の記者会見で「亡くなられたお子様の両親や家族の悲しみは、いかばかりかとお察し申し上げる。このような事故が2度と起きることのないようにしていかなければならない」と述べました。

その上で「今回の施設のように、仰向けに寝かせることを徹底していない、あるいはきめ細かく観察するといった対応を行っていない施設があれば、ただちに改善してほしい」と述べ、全国の自治体に対し、所管する保育施設などでの睡眠中の安全対策を徹底するよう求めていく考えを示しました。