グーグル 生成AIのサービス名を「Gemini」に 「Bard」から変更

アメリカのIT大手、グーグルは、質問を入力すれば自然な文書で回答を作成できる生成AIのサービスの名前を「Gemini」に変更し、スマートフォン向けアプリや有料プランを加えると発表しました。生成AIをめぐる開発競争はいちだんと激しくなっています。

グーグルは8日、提供している対話式の生成AIのサービス「Bard」の名前を「Gemini」に変更すると発表しました。

「Gemini」は去年12月に公開された、文章だけでなく画像や音声なども同時に理解して高い精度で回答や提案ができる、生成AIを動かす新たな技術の名前です。

名前の変更にあわせてサービスを強化するため、スマートフォン向けアプリや有料プランを加えることも明らかにしています。

生成AIをめぐっては、IT大手のマイクロソフトが投資するアメリカのベンチャー企業、オープンAIがおととし11月、ChatGPTを公開したことをきっかけに世界で利用が急速に拡大しています。

グーグルによる生成AIのサービス強化はオープンAIやマイクロソフトに対抗するねらいがあると見られ、開発競争がいちだんと激しくなっています。