NY市場 一時149円台半ばまで値下がり 日銀副総裁の発言で

8日のニューヨーク外国為替市場では、日銀の内田副総裁がマイナス金利を解除する場合でも緩和的な金融環境を維持するという見通しを示したことを受けて円安が進み、円相場は一時、およそ2か月半ぶりに、1ドル=149円台半ばまで値下がりしました。

8日のニューヨーク外国為替市場では円安が進み、円相場は一時、およそ2か月半ぶりに、1ドル=149円台半ばまで値下がりしました。

日銀の内田副総裁が8日、マイナス金利を解除する場合でも緩和的な金融環境を維持するという見通しを示したことを受けて、日米の金利差が意識されて、円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが強まりました。

市場関係者は「投資家の間では、日銀が大規模な金融緩和策を転換してマイナス金利を解除すれば、利上げを進めて日米の金利差が縮まるのではないかという見方が出ていたが、内田副総裁の発言を受けてその見方が後退し、円売りドル買いが加速した」と話しています。